#すべて忘れてしまうから
この 燃え殻さんの本を読みながら~
ふーっと 同窓会での話を思い出す
それは高校の修学旅行へ遡り、自分達はあるプランとルールを作ったそうだ
ひとり2点、何でも良く 相談はしない こんな他愛もないこと
さて、当日の新幹線の中
みんなで せ~の~ハイ!と昼の弁当を出し合った
うまい具合に かぶらず、色どりも良く と云いたいところだったが
丸かぶりにみんなで大爆笑!
(箸が転んでもおかしい年頃だからね~)
そこに、色どりを与えたのが 自分だったらしい
私はレタスとマヨネーズを持って行った!と、皆がケラケラ笑う
(という自分は1ミリも覚えてない)
ポツリ、ポツリ出てくる そんな思い出話を
人の名前やエピソード という切り取りをしながら紐解いていくような~
まるでテレビに見る刑事になったような そんな口調になっている
じゃあ、その時 彼女はどんな様子だったの?で、先生は?
まるで事件の解明のようだ
(こうして 何故熱はどんどん熱量を帯びていく)
何故って 事件が起きたのです!
ひとりの女生徒が
「家を出る時に 弟が、「お姉ちゃんきれいだね~!」と云った。
その弟のことを考えると心配で眠れない!と、
部屋の片隅で身体を丸めながら泣き出した」
こんな内容だったけれど~ 詳細なディテールまで覚えている友人
そしてまた、その後の真相を語りたくて うずうずしている友人
グラデーションの中に生きている感覚になる
全く記憶にない自分だったけど、名前の記憶が蘇る
翌日、先生がご自宅に連絡をして帰宅させたそうだ
こんな悲しい出来事があったなんて~
#良いことも悪いこともすべて忘れてしまうから~
誰とも会わずに一日が終わろうとしている そんな日に思い出す
楽しくも悲しい話だ
その後、暫くの間、彼女は学校を休んでいた
入院をしていたことを知ったのは修学旅行から戻った数日後
そして、自分達は 家へお見舞いに行った
彼女は元気な顔を見せて ありがとう! と云っていた・・・・・と
もしかすると、友人は 優しい嘘をついたのかもしれない
生きていれば 元に戻らないことも 増える
(だって 私達はすっかり おばちゃんなんだから)
こうして 出会って 話をして
また一人に戻る
こんな出会いを 嬉しく思っているんだね~!!!!!!
優しい 友だちよ
じゃあ、またね~!!!!!!
#elu