鮮やかな水族館の秘密
気の向くままに、ぶらり水族館
(すっかり夏休みだったことを忘れていた)
けど、引き返す理由もない
小さなお子ちゃま向けのこじんまりとした
この水族館が意外と気に入った
はて?
「美味しそうなお魚がいっぱいだ〜」
魚魚(ぎょぎょ)??
うしろから聞こえる婆さんの声
私はお魚が苦手で食べられない
特に生もの、刺身は全く受け付けない
でも甲殻類だけは大丈夫
と、こちらも変な婆さんになりつつあるけれど〜笑
泳ぐ姿は見ていて飽きない
特に、アオウミガメに張り付いているコバンザメ
何だか、楽して生きているな〜?
でも、仲良しにも見えて〜
孤独な二人がいい感じに寄り添っているようにも見えて〜
親子のようにだって見えて〜
パラサイトにも見えるようで、見えないかな〜
なんて、色々と見方にも変化が出てきて〜
実は、コバンザメはこの小さな世界の中では
王者だったりするのだろうか?
大きなウミガメを味方に悠々と引っ付いているには
何らかの理由があるのかな〜?
この中の秩序がいつの間にか出来上がって
他の魚達は、無関心を装い
見て、見ぬふり
でも、ウミガメは時々愚痴っている
コバンザメの吸盤が強いせいで
時々、お腹が痒くてたまらないと・・・・
でも、誰も耳を傾けようとはしない
だって、無関心を装うことが快適な生活を
保てるからさ!
SEIKO IGAWA